どうもこんにちは!
今日は私がどハマりしているコマンダーナイト について紹介しようと思います
これからコマンダーナイトに参加してみたい!というかたにオススメの記事です
コマンダーナイト はカジュアルに統率者戦(以下EDH)を遊ぶ店舗イベントです
↓公式ホームページ
https://mtg-jp.com/events/detail/0000037/
通常のEDHと違うところは以下の2点
- 実績表をクリアしていくと、クリアした実績の数に応じて景品がもらえる
- 一戦ごとに卓全体に影響のある特殊ルールが適用される
です。実績をクリアするために"政治"と呼ばれる交渉を行なったり、特殊ルールのおかげてカオス(混沌とした)なゲームが展開されたりするところがコマンダーナイト のおもしろいところだと思います。また、後述しますが実績や特殊ルールの関係で新しいセットのカードを使うことを暗に推奨しているイベントなので、新しいカードと古いカードのシナジーを探すところもなかなか面白いとおもっています。
では、前述した2点について、現在のシーズン(2020年9月28日〜2021年1月21日)における実績、特殊ルールについて説明していきます
実績表
今シーズンの実績は以下の10項目です
- 装備されているかエンチャントされているクリーチャーを3体以上コントロールする
- 伝説のパーマネントを4個以上コントロールする
- あなたの戦場か墓地に両面カードが合計4枚以上ある
- 「ゼンディカーの夜明け」または「統率者レジェンズ」の伝説のクリーチャーを統率者として唱える
- ウィザードかクレリックか戦士かならず者を合計4体以上コントロールする
- あなたがコントロールするパーマネントの上に+1/+1カウンターを5個以上置く
- 土地でもあるクリーチャーを1体以上コントロールする
- 1ターンの間に対戦相手のライブラリーのカードを合計10枚以上切削する
- 1ターンの間に対戦相手のクリーチャーを3体以上破壊する
- アーティファクト/クリーチャー/エンチャント/土地/プレインズウォーカーを1体ずつコントロールする(複数のタイプを持つパーマネントを用いてもよい)
お分かりいただけたでしょうか?
実績4「「ゼンディカーの夜明け」または「統率者レジェンズ」の伝説のクリーチャーを統率者として唱える」でもフィーチャーされている通り、そのシーズンの最新セットのカードを使用することで達成しやすい実績が多数あります
EDHはエターナルフォーマットなので、デュアルランドなどの高額カードを一通り用意してデッキを組んでしまえば、そのデッキだけで長く遊べるところが魅力の一つです
ですが、同じデッキを使い続けることは、ウィザーズにとってあまり美味しくありません
最新セットを剥いてもらってこそのMTGなので、このような実績を設定することでプレイヤーのカードプールに新カードを入れてもらう、という意図があるように感じています
私はこの夏からコマンダーナイト に参加していて、EDHもまだまだ新参者ですが、古参のプレイヤーか最新のカードを使って新しいコンボを繰り出してくる様子は、刺激的で新鮮な光景だと思っています。また、イコリアから復帰した私にとっては、新しいセットのプレビューを毎日待ったり、プレリリースイベントに参加したりする経験も新鮮なものであり、そうして手に入れた新しいカードを使ってみたい!という気持ちも大いにあります
この実績表については賛否両論あるかもしれませんが、私、でかいちいちゃん的には徹底的にウェルカムです!
さて、この実績表ですが、前述した通り達成数に応じて景品がもらえます
ウィザーズの公式見解では今シーズンは
実績3つでプロモパックorサイドローダー
実績6つでプロモパック
ということになっているそうですが、実際の配布条件はお店の判断に依るとのことなので、コマンダーナイト に参加する際にはお店に確認してみてください
プロモパックの内容については、今後このブログではコマンダーナイト 参加レポートとして紹介していこうと思います
今シーズンの目玉景品はやはりなんといってもサイドローダー!
実際にカードをセットした様子はこんな感じです!
このサイドローダーはマジックザギャザリングのロゴとゼンディカーの夜明けエクスペディションのようなカード枠が印刷されています!
統率者を入れるとめちゃくちゃカッコいいので必死になって手に入れました
(ただし、テキスト欄をフルに使っているカードは最後の行が枠にかかってしまいます。)
↑それぞれ何やねん!!!
このサイドローダーですが、店舗によってはもう配布を終了していたり、そもそも店舗に届いていなかったりする、ということになっていたので、EDH民はかけずり回って探すことになりました。(私も普段行かないショップにバイクで一時間かけて通いました。そこでプレインチェイスアーチエネミーというカオス戦に遭遇したことで大判カード沼にハマることになるのですが、その話はまた次の機会に)
さて、そんな素敵な景品がもらえる(かもしれない)実績ですが、一つ一つを詳しく紹介していきます
①装備されているかエンチャントされているクリーチャーを3体以上コントロールする
EDHはライフが40ある上に対戦相手も複数いるためライフを削り切って勝利するのはなかなか至難の技です
しかし、統率者からの戦闘ダメージを21点以上与えられるとそのプレイヤーは敗北、というルールがあるので統率者を装備やエンチャントで強化して打点を上げる、という戦法は有効です
また、統率者は破壊されても追放されても統率者領域から何度でも唱えられるようですが、統率者領域は戻る旅に唱えるためのコストが②ずつ増えていきます。さらに、統率者にシナジーのあるカードでデッキを組む、統率者を組み込んだコンボで勝利を狙う、という戦法が非常に有効なため、統率者を守る装備やエンチャントをつけることも大事です
稲妻のすね当てなんかはEDHでは定番の装備品の一つです。統率者に速攻を持たせてすぐに殴ったり、被覆をつけて除去耐性をもたせます
また、統率者のダメージを通すためにトランプルを与える装備品も有効です。影槍は装備していなくても破壊不能を消すことができるので置物としても優秀だと思うのですがあまりデッキに入れている人は見かけません
また、今回この実績が採用されている理由の一つとして、ゼンディカーの夜明けに収録されている装備はETBでクリーチャーに着けられる、という点が挙げられると思います
特にスカイクレイブの大槌は統率者に飛行、先制攻撃を与えられるということで採用している方も多いように感じます
また、装備を場に出すだけでなく、「装備かエンチャントしているクリーチャーをコントロールしている」ことが達成条件なので、殴打頭蓋などのような生体武器もこの実績を達成する助けになるでしょう
さらに、装備品やエンチャントをサーチするカードを入れておけばもう準備は万全です
②伝説のパーマネントを4個以上コントロールする
こちらの実績は統率者が伝説のクリーチャーなので実質的には
統率者+伝説のパーマネント3個という状況になることが多いです
私は最近は「伝説の土地なら破壊されにくいのでは?」と思い、伝説の土地をいくつかデッキに忍ばせています
あとは、不同の力戦で土地以外のパーマネントを全て伝説にしてしまうという手もあります
ちなみにこのカードはゲーム全体に影響を与えるので、対戦相手もこの実績を達成しやすくなります
"政治"にも使えるかもしれませんね
③あなたの戦場か墓地に両面カードが合計4枚以上ある
この実績もゼンディカーの夜明けならではかもしれませんね
ゼンディカーの夜明けから登場した「モードを持つ両面カード」をデッキにふんだんに入れると良いでしょう
小道サイクルの土地も優秀なので、多色デッキなら無理なくデッキに組み込めると思います
また、こちらはイニストラードブロックから登場した変身する両面カードでも達成することができます
こちらの実績は、場にあるカードだけでなく、墓地にあるカードの数も加算されることがポイントです
実績8とも関わってきますが、切削させられても両面カードが落ちたからヨシ!っという感じです
墓地利用デッキと相性がいいですね
④「ゼンディカーの夜明け」または「統率者レジェンズ」の伝説のクリーチャーを統率者として唱える
こちらも前述したように新しいカードを使って欲しい!というウィザーズの意志の表れでしょうか
私はグラークマウとオムナスの2つのデッキを持ち込んでいます
今後、統率者レジェンズの伝説のクリーチャーも使えるので、誰でも達成しやすい実績になると思います
また、統率者レジェンズでは共闘を持つ伝説のクリーチャーが多くなるので、実績②も達成しやすくなります
⑤ウィザードかクレリックか戦士かならず者を合計4体以上コントロールする
これはもう言わずもがな、ゼンディカーの夜明けから登場した新メカニズム「パーティー」を意識したものでしょう。
マナフィルターとしても使える石造りの荷役獣はどの色のデッキにも入る優秀なカードです
また、EDHではシングルトンルールの100枚デッキという特徴から、必然的にサーチカードの重要性が高いです
ゼンディカーの夜明けで登場した切望の報奨はシステム的にも気に入っているので採用しています
この実績のポイントは、パーティーとは違い、
ウィザード、クレリック、戦士、ならず者であれば、4体の組み合わせは自由というところです
ウィザード4体やならず者4体でもOKです
これなら、あなたのデッキでも達成できそうな感じがしませんか?
注意しなければいけないのは、どんなに戦士っぽくても騎士は戦士ではないことや、
どんなにクレリックっぽくてもシャーマンはクレリックではないということです
反対に、「多相」を持つクリーチャーはウィザードとしてもクレリックとしても戦士としてもならず者としてもカウントできるのでこの実績にはもってこいです。
また、この実績はトークンであってもカウントすることができます
⑥あなたがコントロールするパーマネントの上に+1/+1カウンターを5個以上置く
私がグラークマウを採用しているのはこの実績のためです
この実績は、一つのパーマネントに5つのせる必要はないので、フェリダーの撤退などでカウンターをばら撒くのもいいですね
私は硬化した鱗や倍増の季節を使ってカウンターを増やして達成しています
後は、適当なハイドラを入れてしまうのも手です
⑦土地でもあるクリーチャーを1体以上コントロールする
この実績は必要なカードを入れていないと絶対に達成できない実績のひとつです
おそらく、ゼンディカーの夜明けのニッサやニッサゼンディコン、アシャヤや統率者デッキに収録されているオブーンあたりを意識した実績だと思います
ニッサのゼンディコンは、実績①のエンチャントされているクリーチャーのカウントにも使えるのでおすすめです
もちろん、灯争大戦のニッサでもかまいませんし、ドライアドの東家を採用している方も多いです
⑧1ターンの間に対戦相手のライブラリーのカードを合計10枚以上切削する
遺跡ガニがプレビューされたときからこの実績が来るのではないかと予想していました!
4人対戦ならフェッチなどを使って2回上陸させれば3枚×3人×2回=18枚で達成できます
5人対戦なら上陸1回で3枚×4人=12枚で達成です
また、荒れ狂う騒音でも達成できます
青色が使えない場合は精神と肉体の剣でむりやり10枚削りましょう(なぜかこの方法で達成したことが一番多い)
または、統率者デッキのアノワンを使った青黒ならず者でも十分達成が狙えます
⑨1ターンの間に対戦相手のクリーチャーを3体以上破壊する
がんばりましょう!!!
⑩アーティファクト/クリーチャー/エンチャント/土地/プレインズウォーカーを1体ずつコントロールする(複数のタイプを持つパーマネントを用いてもよい)
これが意外と難しいです
色々なタイプのカードを使ってくれというウィザーズの思惑なのでしょうが全種同時コントロールはなかなかハードルが高いですよね
アーティファクト・クリーチャーやクリーチャー・エンチャントをつかうと少し楽に達成できます
プレインズウォーカーは入れていないと絶対に達成できないので入れておきましょう
いかがでしたでしょうか?
あなたのデッキでも実績を解除して景品がもらえそうですか?
2つか3つはいけても6個は難しそうだな、、、と思ったそこのあなた!
コマンダーナイトではメンバーをシャッフルして2回戦が行われるところが多いです
その上2回戦目はデッキを丸ごと入れ替えてもかまいません
そのため、私はそれぞれ目指す実績が違う2つのデッキをもちこんでいます
グラークマウデッキでは実績②③④⑤⑥⑦
オムナスデッキでは実績①②③④⑦⑧1
が達成できるようにしています
実績⑨と⑩は盤面や展開によってはどちらでも達成できるし、できないかもしれない程度に捉えています
重要なことは、一つのデッキで実績10個達成を目指してしまうとデッキ構築が大きく歪んでしまうということです
実績のために思い入れのないカードや好きでもないカードを入れすぎたり、勝ちにつながるコンボの選択肢を狭めてしまうことは、デッキ構築やEDHそのものがつまらなくなってしまうかもしれません
好きなカードや使ってみたいカード、布団の中やお風呂の中で思いついた謎のコンボのをデッキに組み込み、みんなでわいわいしながらプレイを楽しむことがコマンダーナイトの醍醐味だと思います。そして、そうした楽しいプレイのおまけに、素敵な景品がもらえるとうれしいよね、というのがこの記事で伝えたかったことです。
それでは皆様、よいコマンダーライフを!!
(特殊ルールについては次回の記事に書きます。長くなりすぎてしまってすみません)