どうもこんにちは!
前回の記事ではコマンダーナイト における特殊ルールについて1ミリも紹介していなかったので、ここで紹介します!
コマンダーナイト の概要や実績については以下の記事をどうぞ
https://dekai-chi-chan.hatenablog.com/entry/2020/11/09/063000
さて、今回は通常の統率者戦(以下EDH)とコマンダーナイト が大きく異なっている2つ目のポイント、特殊ルールについて紹介していきます
現在(2020年9月29日〜2021年1月21日)のシーズンでは、以下の10個の特殊ルールが存在します
- あなたがあなたの各ターンに唱える1つ目の呪文は続唱を持つ
- あなたの各ターンの間、あなたはあなたの墓地からクリーチャー呪文を一つ唱えてもよい
- 土地はすべて破壊不能を持つ
- あなたのターンの戦闘の開始時に、対戦相手1人を無作為に選ぶ。すべてのクリーチャーは可能ならこの戦闘でそのプレイヤーを攻撃する
- パーマネントが1つタップ状態で戦場に出るたび、それをアンタップする
- 各プレイヤーの戦闘前メインフェイズ開始時に、そのプレイヤーは好きな色の組み合わせのマナ2点を加える。このマナはキッカーを持つ呪文を唱えるためにのみ使える
- 土地が戦場に出ることで能力が誘発する場合、それは追加でもう1回誘発させてもよい
- トークンでないクリーチャーが1体戦場に出るたび、そのコントローラーは自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探してもよい。そうしたなら、そのプレイヤーはそれをタップ状態で戦場に出し、その後自分のライブラリーを切り直す
- プレイヤーがマナを引き出す目的で基本土地をタップするたび、追加で好きな色1色のマナ1点を加える
- あなたの各ターンに追加の土地を1つプレイしてもよい
こちらの特殊ルールが各ラウンド開始前にランダムに1つ選ばれます。
特殊ルールによっては、統率者の能力がほとんど意味をなさないものになってしまったり、反対に統率者の能力が著しく強化される場合もあるので、特殊ルールが決まってから、使用するデッキを決める、という流れが基本的なようです。
さて、それでは早速、それぞれの特殊ルールについてくわしく紹介していきます
①あなたがあなたの各ターンに唱える1つ目の呪文は続唱を持つ
初めてこのルールを見た時は「?」となっていたのですが、統率者レジェンズのプレビューを見ていてなるほど!と思いました。
マジック開発秘話にも続唱について記述がありました
あなたの望みが『統率者レジェンズ』 その2|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
カジュアル戦に多様性を持たせるねらいがあったようですね
このルールが適用されたときは、ぜひ「頂点壊滅獣」を唱えたいです!
②あなたの各ターンの間、あなたはあなたの墓地からクリーチャー呪文を一つ唱えてもよい
このルールは、自身を生贄に捧げることで効果を起動するクリーチャーや、サクり台を使ったデッキに合うルールだと思います
毎ターン「真面目な身代わり」を生贄に捧げて墓地から唱えることで、「真面目な身代わり」の死亡誘発とETB能力を使い続けることができます
他にも色々と悪用できそうなカードはありそうですね
③土地はすべて破壊不能をもつ
「不毛な大地」や「露天鉱床」が入っているデッキは避けましょう!
メリット面で見ると、実績にもありましたが、土地でもあるクリーチャーをコントロールしていると、そのクリーチャーは破壊不能ということになるので、アドバンテージがとれますね
また、ゼンディカーの夜明けで登場した「野生の魂、アシャヤ」はこのルールにドンピシャです
アシャヤが戦場にいる間は、自分がコントロールするトークンでないクリーチャーが全て土地になります=トークンでないクリーチャーが全て破壊不能になります
④あなたのターンの戦闘の開始時に、対戦相手1人を無作為に選ぶ。すべてのクリーチャーは可能ならこの戦闘でそのプレイヤーを攻撃する
これは前シーズンから引き続き採用されているお祭りルールです
攻撃先ランダムの強制フルアタック!これは盤面が非常にカオスになっておもしろいです
威迫などの回避能力を付与する統率者と相性がいいですね
「逃亡者、梅澤哲子」はどハマりしていました
私はグラークマウに「ハグラの締め付け蛇」で威迫をつけて殴ってました
「極楽鳥」などのマナクリーチャーは忘れずにマナを出して寝かしておかないとですね!
ちなみにですが、「極楽鳥」は英語名の「Birds of Paradise」から「バッパラ」なんて呼ばれることが多いみたいです
⑤パーマネントが1つタップ状態で戦場に出るたび、それをアンタップする
デュアラン以外の2色土地やトライオームがアンタップインします!これは、土地資産が少ない新規プレイヤーにとってはかなりお得なルールですね
「ネビニラルの円盤」を即起動して盤面にリセットをかけることもできます。ほかにも悪用するカードは色々ありそうですね
私は統率者レジェンズのプレリリースでfoil版の「ネビニラルの円盤」を引いたので、ぜひ叩きつけてみたいです!
ただし、「ラグーンの神秘家、アーチェロス」など、盤面のタップイン・アンタップインに干渉する能力は無効化されるようなものなので、統率者かデッキを交換した方が吉です
⑥各プレイヤーの戦闘前メインフェイズ開始時に、そのプレイヤーは好きな色の組み合わせのマナ2点を加える。このマナはキッカーを持つ呪文を唱えるためにのみ使える
キッカー優遇ルールですが、ポイントはマナを使用できる対象がキッカーされた呪文ではなく、キッカーを持つ呪文というところです
ゼンディカーの夜明けで改めてフィーチャーされたキッカー能力ですが、前回の記事でも書いたように、このルールも新しいカードを使って欲しいという意図を感じます
「分かたれし水流、ヴェラゾール」を統率者にして、キッカーされた呪文をどんどんコピーしていくのも楽しいと思います
また、EDHではキッカー呪文はあまり採用されない傾向にあるように感じますが、多くの人が採用している「永遠溢れの盃」も多重キッカー呪文なのでこのルールの恩恵を得ることができます
⑦土地が戦場に出ることで能力が誘発する場合、それは追加でもう1回誘発させてもよい
上陸ダブル誘発ルールです!これはもう言わずもがな、ゼンディカーの夜明けで再登場した上陸をフィーチャーしたルールでしょう
「硬鎧の大群」をめちゃめちゃ増やすもよし、「古の緑守り」でさらにもう一回誘発させるもよし、上陸を採用しているデッキではかなりアドバンテージをとれるルールです
⑧トークンでないクリーチャーが1体戦場に出るたび、そのコントローラーは自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探してもよい。そうしたなら、そのプレイヤーはそれをタップ状態で戦場に出し、その後自分のライブラリーを切り直す
基本地形サーチ能力が全てのクリーチャーに与えられます。クリーチャーを横に展開するデッキでは、あっという間にマナ加速ができますね
ただしご注意を!「敵対工作員」を相手がコントロールしている場合は、せっかくサーチした基本土地を奪われてしまいます
この記事を書いていて気づいたのですが、対戦相手2人以上が「敵対工作員」をコントロールしているときはどういう挙動になるんですかね?もしご存知の方がいらっしゃいましたらコメントで教えていただけるとうれしいです!
⑨プレイヤーがマナを引き出す目的で基本土地をタップするたび、追加で好きな色1色のマナ1点を加える
基本土地がめちゃくちゃ強化されるルールですね
ルール⑤⑧⑨の三つは、土地資産が少ない新規プレイヤーに多くの恩恵を与えるルールのように感じます。これらのルールを見越して、いつもより少し基本土地を増やしてデッキ構築をするのもアリだと思います
⑩あなたの各ターンに追加の土地を1つプレイしてもよい
全員「踏査」常在ルールです
土地を2枚ずつセットし続けると手札が不足してくるので、手札補充手段を準備しておきたいですね
EDHは多人数戦なので、中盤以降はターン終了時にいかに手札とマナを確保しておくか、ということが重要になります(色によりますが)
このルールで手札補充手段をきっちり使えていると、大きなアドバンテージを得ることができそうです
以上で、全10種類の特殊ルールの紹介を終わります。いかがだったでしょうか?ゲーム全体にランダムな要素を強くもたせるルールや、初心者や新規EDHプレイヤーを支援するようなルールもあり、コマンダーナイトをよりカジュアルなものにしている、良い特徴だと私は思っています
興味がある人は、ぜひお近くのコマンダーナイトを開催しているショップに足を運んでみてください
コマンダー・ナイト|イベント|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
それでは皆様、よいコマンダーライフを!!