巨大なちいちゃんの日記

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統率者よ永遠に① 「永遠の陽気者、オツリーミ」

どうもこんにちは!

「統率者よ永遠に」のコーナーでは、私がこれまでに使った統率者や使ってみたい統率者を紹介します!

 

第一弾は私の初統率者となった「永遠の陽気者、オツリーミ」です

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このカードは、統率者2020年版、「強化された進化」に収録されたカードです

イコリアから登場した「変容」メカニズムを搭載しています

効果はトランプルと「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたの墓地から変容をもつクリーチャー・カードを1枚を対象とし、それを手札に戻す」と変容です

通常キャストは6マナと重めですが、変容は4マナなので少し軽くなります

飛行や威迫などの回避能力を持ったクリーチャーを変容させたり、+1/+1カウンターが乗った状態で戦場に出るクリーチャーを変容させたりすることで、統率者ダメージをかせいだり、本体のトランプルと合わせて、戦闘ダメージ誘発を発生させやすくしたりする戦法をとっていました

戦闘ダメージ誘発能力の対象として、変容を持つクリーチャーを多く採用する必要があります

構築済み統率者デッキには以下の変容持ちクリーチャーが入っています


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↑この3枚は統率者セットのみに入っています

どのクリーチャーも強力な変容誘発能力を持っていますが、コストはやや重めです

記念品奪い」で「魔力の墓所」のコントロールを得るのはロマンがありますけどね!

鋸牙の破砕獣」はクリーチャー以外のパーマネントを破壊する代わりにそのコントローラーに緑の3/3ビースト・クリーチャー・トークンを生成する緑らしい除去ですが、トランプルがオツリーミと被っているので少しもったいなく感じます


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↑この11枚はイコリアの通常セットにも含まれています
夢尾の鷺」は前述した飛行能力持ちなのと、変容誘発で1ドローできるところが良いですね

輝き石のイトグモ」は変容誘発で+1/+1カウンターが2個ずつ増えていくので、みるみるサイズが上がっていきます。蜘蛛らしくしれっと到達を持っているところもポイントが高いです

骨塚潜み」は変容誘発でパーマネントを1枚墓地から回収します。序盤ではフェッチを回収したり、終盤では落ちてしまったコンボパーツを拾ったりすることができるので、なかなか偉い働きをしてくれます。また、変容コストは②と緑か黒2マナなので色拘束が通常キャストよりも少しゆるくなるところもポイントです。

強欲な血喰い」は変容誘発で変容回数分各対戦相手からドレインできます。接死を与えられる変容クリーチャーは今のところこのクリーチャーだけです。戦闘ダメージ誘発で悪さをする統率者も少なくないので、相打ちを取れる接死は統率者戦ではなかなかポイントになります

渡る大角」は変容誘発でライブラリーから基本土地を1枚タップインできます。マジックザギャザリングを始めたばかりの人はなかなか強い土地を待っていないと思うので基本土地の枚数が多いと思います。変容させ続ければどんどんマナ加速ができるので使い勝手がいいです。EDHでは優秀なマナファクトも多く、序盤からマナ加速が激しいです。2ターン目に4マナ統率者が出てくる(!!)こともあるので、なんとかマナ加速をしてスピードに食らいつくことも大事です

恵みのスターリックス」は言わずと知れたガチャカードです。「俗世の教示者」などでライブラリートップを積み込むコンボはなかなか凶悪です

嘶くナール」は変容誘発で3/3ビーストトークンを生成しますが、変容コストは高めです。「鋸牙の破砕獣」もビーストトークンを生み出しますが、当時のコマンダーナイト の「犬か猫かビーストを5体以上コントロールする」という実績はこのあたりのカードを意識したものだと思います

飛びかかる岸鮫」は変容誘発で対戦相手がコントロールしているクリーチャーを1体バウンスできます。瞬速を持っているので色々と悪さが出来そうなカードです

 

構築済みデッキに入っていない変容持ちクリーチャーでは、次の3枚がおすすめです


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哀歌コウモリ」と「海駆けダコ」は瞬速を持っています。「哀歌コウモリ」は変容誘発でクリーチャーかプレインズウォーカーを除去できます。「海駆けダコ」と「領獣」は変容コストが最軽量です。たくさん変容したクリーチャーをダメおしで変容させてアドバンテージを得ましょう。また、「領獣」の起動型能力もマナ加速or手札補充ができてよいです

 

以上のような変容持ちクリーチャーを数多く展開し、除去されてもオツリーミの戦闘ダメージ誘発で回収、再度唱えて変容!という感じでアドバンテージを得ていくのがオツリーミデッキの戦略だと思います。

 

変容持ちクリーチャー以外にも、オツリーミデッキにおすすめのカードがあります。


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まずは、「本質共生体」と「両生共生体」のダブル共生体です。「本質共生体」はクリーチャーが変容するたびに、そのクリーチャーに+1/+1カウンターをのせていきます。EDHでは対戦相手のライフが40ずつあるので、サイズをあげて打点をかせぐことは重要です。「両生共生体」は変容を持つクリーチャー呪文のコストを①軽減します。また、変容を持つクリーチャーを唱えるたび、1枚ルーティングできます。変容持ちを捨ててもオツリーミで拾ってこればいいんや!という感じのカードです。「鋭い目、ナイレア」はクリーチャー呪文のコストを①軽減する破壊不能エンチャントです。オツリーミデッキに限らず、変容することでアドバンテージを稼いでいくデッキでは、必然的にクリーチャー呪文にかけるマナコストがどんどん嵩んでいってしまいます。クリーチャーを展開しつつ、インスタントを構えておくには、クリーチャーコスト軽減は重要です。また、変容したクリーチャーは1番上になっているクリーチャーのマナコストを属性として持つので、1番上に緑のクリーチャーを変容させてしまえば、緑の信心を稼ぐこともできます。

 

次におすすめのカードは「カウンター全般」です


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なぜカウンター全般がおすすめなのかというと、変容は除去やバウンスに非常に弱いからです。

変容を唱える時は変容先のクリーチャーを対象にとります。そのため、変容を唱えたスタックで変容先のクリーチャーを除去されたりバウンスされたりしてしまうと「変容誘発能力が誘発せずに着地」してしまいます。変容誘発能力をひたすら発動させてアドバンテージを得るデッキでは、この「変容誘発せずにふわっと着地」は避けたい状況です。また、変容を唱えたときは変容コストを支払った後なので、「白鳥の歌」や「否定の契約」のような軽く唱えられる(たとえデメリットや後払いがあったとしても)カウンターがより向いていると思います。

トリッキーな除去対策として変容先の「クリーチャーを破壊不能持ちにする」というものもあります。私は「鋭い目、ナイレア」を変容させて「神は人間じゃないんだぜ!(変容先のクリーチャーは人間でないクリーチャーしか選べない)」と言いたかったのですがなかなかうまくいきませんでした

 

今年の夏に「いっちょEDHでもやってみるか」とそれまでスタンダードをちょっと齧る程度だったのにこのデッキに変容持ちをちょこちょこ加えて統率者イベントに参加しました

その時は知らないカードばかり出てきて右も左もわからぬまま試合は終わってしまいましたが、対戦者の方々が

「お!オツリーミいいですね!」「そのカード強いですね」「そのカードにはこんなカードを組み合わせるといいですよ」などと声をかけていただいて、EDHにどハマりするようになってしまいました。これから先、色々な統率者のデッキを組んでみたいですが、オツリーミデッキを組んだことはとても良い思い出です。ぜひ、また使ってみたい統率者です。

 

それでは皆様、よいコマンダーライフを!!